夏の終わり

2000年8月23日
この時期になると思い出す風景。
それは数年前にいった、湘南の海。
海岸の横に、芝生のきれいな高台があって、
夏の終わりの、少し寂しい夏の海。

自分にとっての海って、なんか、いつも、シーズンを外した海で、
真夏の海水浴場というよりは、
まだ暑いけど、泳ぎに来る人はいないような、そんな静かな海。
吸血鬼体質で、日差しに弱いから、外で思いっきり・・・ってことがまず無いせいでもあるんだけど。

それでその記憶(思い出というより記憶)の海なんだけど、
その日1日に起きたことは全て記憶しているし、
しかも恐ろしいほど鮮明に憶えているのに、
その時も今も、その場にいた実感が無くって。

暑かったのさ、涼しかったのか、湿っぽかったのか、カラッとしていたのか。
まるで憶えてないし、本当にその場にいたのかも怪しいくらい、他人の記憶の様に憶えている、不思議な記憶。

ソレが何故なのかずっと気になっていたんだけど、最近、原因が(自分的に)解析されました。
なんかさ、人の体の全パーツ(細胞)って、
約3年で丸ごと入れ替わるんだって。
骨も細胞も何もかも、常にコピーと再生を繰り返していて、入れ替わってるんだってさ。

だから多分、実際に触れた感覚とかそういうのはなくなっていって、
バックアップされた記憶だけが脳の中に保存されているから、
妙に憶えているのに・・・ってなことになるのではないかと思ってみた次第。

でも、リアルタイムのときも、
臨死体験とでも例えられるくらいに、実感がなかったっていうのは問題。

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