冥利

雑務に追われて、ウチでもそもそやっていた時のコト。

初めて「ビックリマン２０００」を始めからみました。
話には聞いてたけど、オープニングでオギハラさんの名前を確認。
肩書きは、なんだっけ、ビジュアルデザイナーとかなんかそういうの。
舞台設計の原案をやってるんだって。オギハラさんファンは要チェキ。


子供向けの仕事ができてイーナー。
やっぱアニメかなー


トカ思ってたら、ＣＭで、
「ドラネット」が流れる。

ドラネットっていうのは、アタクシが去年させていただいた仕事のひとつで、
ドラえもんのキャラを使った、子供向けの教育ソフトなんです。
ネット、っていうくらいだから、
インターネットにも対応してるし、未来の学習ソフツってカンジ。

アタクシのデザインしたグラフィックが思いっきり、
しかも動画で、流れてるじゃないですか。うわぁーハズカシーー！！
画質悪いし。
全体の色味もアタクシっぽいし。オレ色。

でもなんか嬉しい。

コロコロコミックで、思いっきり藤子･Ｆ･不二雄先生のマンガで育った世代だから、
のびたの恐竜から観てる人だから、
ドラちゃんのお仕事ができたってのは、光栄なことですよ。ホンット。
藤子プロチェックも小学館チェックも厳しかったし･･･涙ナシには語れませんょ。
結局、オレ色に染めちゃったけどな。


子供向けの仕事って、大好き。
なんつーか、その、ゲーム作りたくって、こういう仕事をしてるけど、
ゲームはゲームでも、同人ノリのタイトルとかって、本音はイヤで。
その点、ドラクエの台詞回しとかは、ホッとして好き。
なんだろな、ゲームにカタギなスジを通してるっていうか。
自分の趣向が正統派なだけだと思うんだけど。

ドラクエ３をやってたとき、
３のマップって、世界地図をベースに作られてたんだけど、
ゲームをしながら、本当に、世界じゅうを旅してる気がして、
自分なりにワクワクした。
地名には、ちゃんとその土地に由来した意味があって、
アタクシはその意味を調べるのが楽しかった子供でした。

子供向けのタイトルっていうのは、
自分の中にあるものを吐き出してぶつけるだけじゃなくって、
それをもっと精錬して昇華して、１つのものをつくりあげるところにある気がする。
ほんっとうに大事な部分だけを、スッキリとしたかたちでみせてあげる。

コレがまた難しいんだなぁ。部分的にオトナになっちゃったから。


というわけで、
今度は是非、ポケモンの仕事トカしたいなぁ。
子供に愛されたいよー